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「センス・オブ・ワンダー / レイチェルカーソン 著、上遠恵子 訳、森本二太郎 写真」

  「センス・オブ・ワンダー / レイチェルカーソン 著、上遠恵子 訳、森本二太郎 写真」

長いことずっと気になっていた。
どこかで書評を目にして、これはと思った中の一冊。実際手にとってみると意外なほど文字数は少なく、儚いような佇まいで驚いた。

本書は、ちょうどその頃人生の長い夏休みに入る私に「しばらくつかっていなかった感覚の回路をひらくこと」を思い出させてくれた。

雨もまた良し。風もまた良し。夜もまた良し。

傘を持つのが憂鬱だとか、電車が遅れないだろうかとか、今晩確保できる睡眠時間の長さとか、そんな大人のありふれた日常から、鮮やかに懐かしい子どもの視点に立ち還らせてしまう。

生きていることは切なく、世界は美しく、気をつけてなくては見過ごしてしまう大切な事ごと。

特に気に入っているのは、小さなトウヒの芽吹きをクリスマスツリーに見立てた挿話。リスや虫やウッドチャック用の、それぞれの小さなクリスマスツリー。

そう、世界は目を見張る出来事 = センス・オブ・ワンダーに満ち満ちているのだ。

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