カンボジア旅行記ーひとり観光

はじめての海外旅行 – いざ、カンボジアへ

  はじめての海外旅行 – いざ、カンボジアへ

僕は、2012年、カンボジアにひとり旅に出た。
海外に行くのは、親の都合で幼少期に台湾、中学生のときに韓国にいったのみ。
国内ひとり旅は数多くしたけれど、海外は実質はじめてだった。
僕は日本が好きで、寺社仏閣や国宝などの文化財や滝や自然をみるため、日本中を旅した。
日本をある程度行き尽くしてから海外に行こうと思っていたけれど、一生かかっても日本を行き尽くすのは無理そうなので諦めて、海外にいくのもいいかなと思っていた。
ただ実際には行動力がなく、特別絶対に行きたいというところもなく、そのうち行こうかなー程度だった。

旅行熱も冷め、おじさんになった2012年、旅行ではなく、人に会うために、カンボジアに行くことにした。
人に会うといっても、アポも取っていない。
村の名前さえわかれば、日本人なんて珍しいし、なんとかなるかなーっと気軽に考え、飛行機のチケットを取った。
自分でパスポートを取得するのもはじめて。
ビザって何?状態。
調べると、カンボジアはビザが必須だけど、現地の空港でとれるから準備はいらないらしい。
「地球の歩き方」を購入し、クメール語(カンボジアの共通語)会話の本を買い、図書館でカンボジアの基本情報を調べた。
現地の文化も知らずに踏み入るのは失礼かなと思って、ある程度勉強していった。
英語力は、よくても高校卒業程度。この何年か前に、たまたま英検2級を受験し合格していたけど、ほとんど意味はない。
でも、なんとかなるかなと気楽に考えていた。
実際なんとかなった。
カンボジアは米ドルが使えるので、ドルに両替をしていった。

いよいよ出発の日が近くなってきて、住んでいる村の正確な名前と場所を知るために、会いに行く人の共通の知人に連絡をとった。
なんと、ちょうどタイミング悪く、その人は病気治療のため日本に来ているという。。
僕は、その人にただ会いたいのではなく、その人が現地カンボジアで何をしているのか、実際にみて感じてみたかった。
だから、日本に来ているその人に会う意味はとくになかった。
飛行機のチケットはすでに購入してある。
急遽予定を変更して、ただのカンボジア観光をすることにした。
都合のいいことに、往路の到着はシェムリアップ国際空港。
世界遺産アンコール・ワットの玄関口だ。

日本からカンボジアへの直行便はない。
韓国かタイで乗り換えることになる。
時間はあってもお金がない僕は、できるだけ安い便を選んだ。
羽田からタイのバンコクへJALで行き、バンコクのスワンナプーム国際空港でカンボジアのシェムリアップ国際空港行きの便に乗る。
2012年、JALは鶴丸が復活しつつあったけど、僕の便は残念ながら鶴丸ではなく、いけてないデザインの尾翼だった。

羽田にて。
鶴丸は2008年に終了していたけど、2011年に復活し、徐々に全機鶴丸へ。

飛行機が滑走路までゆっくり移動し、突然加速する瞬間が好き。
わくわくする。
ゴーっと急加速して、気づくともう浮かんでいて、窓下に地面が小さくなっていく。
実質はじめて乗る国際便。
モニターの現在地表示が面白かった。
機内食は焼鮭弁当。
長過ぎも短すぎもしないフライトは約6時間で、タイに着いた。

日本らしい機内食。さすがJAL.

タイのスワンプーム国際空港はとても近代的で巨大な空港で、ありえないぐらいに寒かった。
安い便だったので、トランジット時間は約12時間ととても長く、夕方に到着して、出発は翌早朝。
一晩空港内で明かすこととなった。
凍えるほどに寒かった。
ベンチで待っていても寒さに我慢できず、持っていたエマージェンシーシートを引っ張り出してくるまる。
後進国は「こんなに冷やす能力があるんだぞ!」ってアピールしたくて寒くしているのかと邪推してしまうほど、寒さがうらめしかった。暑い国にきたはずなのに。。
途中空港の係員さんに、「このエリアは閉めるからどいて」と追い出され、また安住の地(ベンチ)を探して空港内を放浪し、夜明けを待つ。

とても大きい空港
極寒の空港内

なんとか朝になって搭乗手続きが始まる。

シェムリアップ便は小さな飛行機で、ターミナルから直接搭乗するのではなく、滑走路近くの駐機場までバスで移動。

バスで飛行機まで向かう。
座席は横4列の小さな飛行機。
お兄さんCAが笑顔でアナウンスしていた。
この小型ジェットでカンボジアへ飛ぶ
朝食は機内食。美味しい。

タラップの階段を上って乗機した。
バンコクからシェムリアップは結構近いので、日本の国内線くらいのイメージ。
あっという間に赤い大地が見えてきた。
飛行機が高度を落とすと、赤い道路や牛や道行く人まで見えた。
大陸に位置するカンボジアは、真っ平らだった。
日本を旅していて思ったのは、日本は山地森林だらけ。ごくわずかな平地に町があり人間が住んでいるということ。
はじめて異国をみて、日本には平地がほとんどないということが思い起こされた。

はじめてみるカンボジアの大地
真っ平ら
シェムリアップ国際空港の全景。管制塔が見える。

簡素な建物がある広場に着陸したかと思うと、やはりターミナルではなく広場でタラップを降り、歩いて建物まで向かう。

この建物が税関であり入国審査であり待合でもある
飛行機から降りて歩いて向かう

なんかグニャッとしたジェルみたいなものに指を押し当てて指紋を採られるも、入国審査はあっけないほど簡単で、ビザも同時発行してもらえた。
小さなデパート案内所のような簡素な税関を抜けると、もうカンボジア国内。
治安があまりよくないと聞くし、初めての海外だし、臆病な僕はいそいそとトイレに駆け込み、腹巻き財布に現金とパスポートを隠す。
カツアゲを警戒する中学生のように、靴下の中にまで現金を隠す。
強盗にあったときに渡す金用として、ダミーの財布に20ドル入れておく。
準備万端。
強盗だって、旅行者がどこにお金を隠してるのかなんて知ってそうだけれども。

いよいよ、初めて異国の地を踏む。

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