丁寧に暮らしたかったけれど

何たべる?

  何たべる?

それが問題だ。
毎日毎日やってくる、このストレス。
食べることがストレスなのではない。作ることも構わない。ただ、何を食べるかを決めるのがストレスなのだ。

大抵のことはこれ、と決められる方なのに、食事に関しては決められない。好き嫌いも無くて、美味しいものだって好きなのに、いま自分が何を食べたいのか、心の声がさっぱり聞こえない。

そんなわけで、毎日飽きもせず夫に尋ねる。
「パスタか素麺かうどんか、パンかピザか、鯖の塩焼きかお茶漬けかカレー(またはシチュー)ならどれが良い?」

返事は「パスタ」の時もあるし、「焼きそば、冷凍庫にあるよね」という日もあれば「玉子丼つくってあげよっか」という日もある。(玉子丼が絶品)

私がスーパーで野菜を見て、食べたい!となるのはセロリと冬瓜に限るので、まったく旬も力を成さない。

世の中のひとはどうしているのだろう。
数少ない友人のひとりは一食一食をとても大事にしていて、「何たべる?」と聞くと真剣に「今日は朝から〇〇に行こうと思っていた」と即答する。また別の友人は「適当に毎日パスタとかだよ」と言う。

本当に適当にパスタにしたら、三食、365日、ずっとパスタになってしまうのが私クオリティなのだ。炭水化物が過ぎる。

我が家はこの問題に一年以上取り組んでいて、表はだいぶ前に作ったもの。
一週間分、献立を固定したメニュー表。ただ、書いてみて一週間ローテーションは、意外とヘビーローテーションであることがわかった。すぐにシチューかカレーがやってきてしまう。

最近、もっぱら朝と昼はシリアルかトーストで決まりつつあるけれど、それにしても一週間は短いのかもしれない。

断っておくと、これは田舎だから(食べるお店がないから)というのは、あまり関係がないように思う。
もしも私が料理上手または、趣味が料理という人間だったら、これ以上楽しい場所はないだろうというくらい、食材に関しては豊かな場所なのだ。

野菜は無人販売をはじめ、ブランド野菜と言われるものもたくさん道の駅で手に入る。魚介類も漁港が近いので新鮮なものがいくらでも並んでいる。「朝獲れ」豊富、食いしん坊万歳。
でも、何を食べるかが決まらなければ買いにいく意欲も湧かないというもの。
そして夫はお肉のほか、甲殻類やタコ、貝などは食さない。

食べるもの、それが問題だ。

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