ただいまと言える場所

インドア派こそ近郷近在

  インドア派こそ近郷近在

真性インドア派として、インドアな人こそ少し自然がある場所(近郷)で暮らすことをおすすめしたい。

アウトドア派の人は、例え山や海や川が多少遠かろうとも自ら進んで出掛けて行くものだし、その道すがらさえ楽しんでしまう。
そうした人が好むSUVも、田舎暮らしでは道幅の問題もあって乗りにくいのが実情。電車や徒歩移動が可能な都会の方が、道はずっと整備されている。
譲り合ってやっと相互通行できるような道ばかりにあっては、かっこいいSUVよりコンパクトな軽自動車の方が、断然優勢。

私はアウトドアと聞くと、もうそれだけで面倒くさい気持ちになってしまう。火起こしとか、テントの設営とか、仮設トイレとか尻込みするイメージしか湧いてこない。

これはもう根っからの性質の違いなので、そういう全てを楽しめることへの羨ましい気持ちは置いておいて、インドア人への近郷暮らしのすヽめを書きたい。

ゲームやマンガ、料理といった家での趣味があればまた違うかもしれないけれど、ゲームもマンガもオンラインの時代、ネットさえ繋がればどこでもその楽しみは得られる。料理ならば、新鮮な食材は田舎の方がずっと手に入りやすい。
(ネットの速度だけは真の田舎の場合、保障されないので注意)

ただ車社会なので、何処かへ行こうと思えばまず、バスや車に乗らなければならない。そこだけは、都会暮らしよりも機動力が劣ることは否めない。

でも、ただちょっと駅前の銀行に用があるとか、スーパーに買い出しに出るとかだけで、広大な海、視野いっぱいの夕焼け空、緑が優しい山々を眺めることができる。風が香り、虫や鳥が季節を告げ、煙った空気では消えてしまう星々が見える。

文字で書くと真実に反してチープになってしまうけれど、これは人類にとって必要な景色だな、と思う。
求めに行くほどエネルギッシュでもないのに、この心がひろびろ晴れ晴れする感じは、何度でももったいないくらいの気持ちの洗濯。
学校や仕事や人間関係、現代のひとは様々なことで疲れてしまうけれど、リセットボタンはこういう景色にこそあるのだと思う。

それを、求めに行かなくとも得ることができる。
このポイントがインドア派にとって、とても大きい。

虫は苦手な人もいるので念のため、相当古い物件に住まない限り、住まいと虫の関係性はそれほど都会と変わらない。どこもかしこも人が開拓しているし、マンションもある。

だけど、景色だけは本当に、田舎と都会の良いとこ取りな近郷近在がおすすめ。

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