植物あれこれ

最近の困りごと

  最近の困りごと

以前、橙の使い道がないと書いたが、イチヂクも右に同じく。

車一台分はあろうかという広がった枝えだに、山のように実が成っている。これが最近のお困りごと。品種は恐らくドーフィンだろう。

買うと中々の値段なうえ、好物である人には何と贅沢な!と言われてしまいそうなことは承知で、私と夫にはこの果実の美味しさがわからない。ぼんやりと甘く青臭く、切った見た目もちょっとグロテスクで食感にも馴染めない。

収穫の際も乳汁が滴ってたじろぐ。「乳のしたたる樹」は本当だ。

切り口から溢れる樹液
ぞわわ…

これがどんどん色付いていく恐怖。そしてこの果実を目当てに様々な虫がやって来るのは良いが、オオスズメバチが2匹(正確には計3匹)常駐している恐怖。

ジャムやコンポート、ケーキにするのもハードルが高い。何しろ面倒臭い。

この家の引き渡しを受けた時には、大根と絹さやインゲン、一寸そら豆、人参、長ネギ、サツマイモ、玉ねぎ、長芋、春菊、サニーレタス、ほうれん草、ミョウガが育っていた。

野菜以外の果樹は、梅、杏、桃、ザクロ、ビワ、さくらんぼ、柿、金柑、そして件の橙。

※但し、梅と金柑、ビワ以外はよく成るとは言えない。

絹さやインゲンというものを初めてたべた
大根は沢庵に挑戦するもカビさせてしまう
春菊は好きとはいえこの数は…
二周目に入ったたくましいネギ

週末菜園で、よくこれだけお世話されていたなあと、前オーナーさんに心から感服する。私は「食べること」の優先順位が著しく低いので、決心をしてすべて放ったらかした。

ほしいのは、安心安全な自家製野菜より、断然美しい花や葉で目が楽しい景色。

食べられるものを見切るのは、もちろん心が痛む。でも、できないものは出来ないのだと心を決めた。

ビワは美味しかった!

野菜はそれぞれ味見程度に頂いて、友人にも多少押し付け、長芋と長ネギを除いては、結果それぞれが植物としての一生を終えた。
芽を出し葉を広げ伸長し、花を咲かせて実や種をつけ、そして枯れゆく命のサイクル。

上に挙げたほかにもカブ類もあったのか、春には見事な菜の花もブッシュ状に咲いた。有名な「朧月夜」の唱歌も、カブ(野沢菜)の花らしいし、これもまたよしよね。

アブラナ科であること以外、何かはわからなかった

長芋と長ネギだけは、それぞれ勝手に二周目に入ったので、長ネギだけ犬の誤食が怖くて抜いた。長芋はトロピカルと言えなくもない雰囲気を纏って現在も庭を縁取っている。

夫がある時、食べなきゃと思うから焦りや罪悪感を感じるのだし、全部ただの一年草と思えば良いじゃない、といったことでとても救われた。

人参の花なんて、レースフラワーのようだったし、杏もさくらんぼも、桜かと思ってお花見したし。

結構大きくて見応えがある人参
桜とばっかり思ってた

高枝切りバサミを手に入れたので、橙は青い実のうちに、無碍にも枝先を払うことにした。子も居ないのだし「代々(橙)繁栄」という縁起にはこの際目を瞑ろう。

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