野犬と暮らす

最近のスタイル

  最近のスタイル

小太りさんたちの節制とハンナの給餌量の維持を、かねてから模索していた。意外にもこのふたつの両立が難しい。

ハンナは育ちに育ったこぶ平さんたちをまだ庇護の必要な子どもと思っているのか、単に犬同士のカースト問題なのか、こぶ平さんたちが食べないと、一切食事にくちをつけない。

最初はこぶ平さんたちが満足したらハンナのくちに入るので、多めに出して人間はそそくさと部屋を出るという風にしてみた。
…が、多めにあればあったで食べてしまうのがお太りさま。

なんだかムチムチ、肩周りに段ができましたよね?

点線のあたりが件の段々

ならばとケージを仕切ってお互いが見える状態で別々にお皿を置くも、ハンナは自分の皿を無視したうえ柵を楽々乗り越えこぶ平さんたちの元へ。犬人口が単に過密に。
この柵の乗り越え、まだこぶ平さんたちは会得していないから良いけれど、教えないでほしいと切に願う。

そんなこんなで、ケージで仕切ったうえで中央にいる人間が、こぶ平さんたちにもハンナにも、同時に手から少しずつ与えるというスタイルに至った。
今はしばしこれで安心している。

ハンナは人間に近づいてまではケージを乗り越えないので、まずは犬たちを分けて、ハンナ側のエリアに人間(おかーさん)が入る。手にはこぶ平さん用と、ハンナ用に計量したごはんボウルをふたつ。ポケットにおやつを6つ。ペットシートは人間用安全地帯。

我が家では床を奈落と呼んでいる…

ごはんの始まる合図として、まずクレートにいるハンナの前におやつをひとつ。そうしてくるりと背中をむけて、今度はこぶ平さんたちにお座りと待てを命じておやつをふたつ。

よし!の号令で、目の前のふたりが食べ、背後からもハンナのもぐもぐ音が聞こえる。

それから一掴み、ハンナのごはんをクレートに置く。また背を向けて今度はこぶ平さんたちに一粒ずつ、ごはんを与える。(ケージの隙間からなので、まとめてあげられない)
カリッコリッと言う音が前からも後ろからも響く。

安全地帯は時にランチョンマットにもなるのです
撮影時以外は両手でひとつずつ

因みに贅沢なおくちの方々は、ただのカリカリではご満足いただけないので、チーズとササミと煮干しの3種類のふりかけを、日々ローテーションでまぶしている。(ハンナのみチーズに拘泥)

食べ終えた頃合いをみて、また一掴み置く。背を向けてこぶ平さんたちにも一粒ずつ与える。

これを5回くらい繰り返し、ハンナへ1回90gほどを与え切ったところで、終わりの合図としておやつをひとつ。
こぶ平さんたちにも途中のチェイサー的におやつをふたつ。

残り分が入った皿は置いて仕切りを開ける。同時に人間は退散する。

手間がかかると言えばかかるけれど、ハンナがしっかり食べているのがわかる事が安心だし、何より近くに人が居てもごはんを食べるようになったという進歩がうれしい。

こぶ平さんたちはまだ目覚ましくお痩せになってはいないけれど、肩周りの段も段々無くなるでしょう。

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