野犬と暮らす

謎のハンガーストライキ嬢

  謎のハンガーストライキ嬢

名探偵がいるなら解明してほしいほど謎である。
ここ数日、突如ハンナが野犬に逆戻りした。ごはんも食べない。

人間の感覚では「え?いま?」という、我が家に来てから4ヶ月を過ぎたタイミングで、初めて見るもののように人を恐れるようになった。
これまではただじっと、バリケンの奥に引きこもっているか(撫でても「無」の状態)、私だけが部屋にいてハンナへ関心を向けていなければ少しの時間なら出てきたりもしていたのに、唐突に再び野犬になった。
犬エリアのゲートに近づくと、こもっていたバリケンから飛び出てきて(謎)、困惑し切った表情で行き場が無いのでオロオロしている。
それが夫の場合、さらに恐怖が強いのか、うんこもつるり。

排泄は却って無防備になるのに、なぜうんこが出てしまうのかも謎。(きちんとトイレマットでいきんでするところは律儀)

常にお困り顔

これまで通りごはんの器をバリケンの中にいれてやるも、その手に向かって飛び出てくるので、器ごとごはんをひっくり返してしまうという状況が続いた。お母さん心ポッキリ。
仕方がないので、夫が缶詰の肉塊をひとくち分ずつ手元に置いてやると食べたりもしたものの、それも数回だけで、以降まったく食べなくなった。

でも、料理をしていて犬たちに背を向けていると、ふいにハンナが近くまできていて、じっと観察したりしている。

これも「慣れ」のひとつの方向性なのだろうか。
慣れて、余裕が出てきたら改めてこの状況が、人が恐ろしくなったのだろうか。
ヒートは出血期を過ぎても暫く体内でホルモンバランスの変化が続いているので、それで食欲不振なだけなのか。
器が気に入らないのか(これは紙皿なども試したけれど違ったよう)。フードに飽きたのか(これも美味しい缶詰を出したり、ふりかけや温めをしてみたけれど効果なし)。

そして、食べないハンナのごはんが食べたいこぶ平さんたち。
自分のお皿にはプイッと冷たく、ゲートを開けるとハンナのお皿に突進する。なんだなんだ。
先生に相談すると、犬の味覚は人間に比べると1/10程度らしい。温めたりして匂いを強めると食べることもあるそう。
そんなわけで最近、こぶ平さんたちのごはんは、カリカリは熱湯でふやかし缶詰はレンジで温めている。贅沢なおくちである。

ごはん無視

ハンスト続行中のハンナには、もし夜中にでも食べる気になったら、とそっと多めにカリカリを出しておくが本人が食べてるものやら、どうだかわからない。

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