野犬と暮らす

ふたりめ、トライアルスタート

  ふたりめ、トライアルスタート

黒もじゃちゃんが、薄茶ちゃん改めプリンちゃんから少し間をあけて2番目にトライアルに出ることになった。
獣医さんで一番可愛がられたファニーフェイスボーイ。(この子だけ長毛なので薬浴シャンプーをお願いした)

陽気で甘えん坊で、お見合いの時にぐいぐいアピールし、「どの子でも」とおっしゃってくださった里親さんのハートを射止めた。

この「どの子でも」というお申し出がとてもうれしかった。

動物と人も相性はあると思う。可愛いと思う仕草や表情も。
ただ、見た目が好きだからこの子が良いという思いは今ひとつピンとこない。

来た当初 1
来た当初 2

ひとりひとり、Webサイトで募集をかけているのだから、この子が良い、ということでお申し込みをもらうのだし、サイトからは掲載画像と短いコメント以外に情報を知る手立てがない以上、見た目で選ぶのは致し方がないのはわかっている。

出自も成犬時のサイズもわからないのにお申し込みをいただき、神奈川の僻村まで会いにきてくださるのだ。何を贅沢なことを、と思われるかもしれない。

ただ、本当にどの子も充分すぎるほどで、見た目や毛色など取るに足りないことであることを、この方は最初から示してくださって、その思いが私たちと同じだった。

探し方も、エリアが近い方が連絡を取り合ったり、後日母子で会えたりと何かと都合が良いだろうという、なんとも大らかで優しいお気持ちから。
ありがたい限りである。

そうした顛末で、黒もじゃちゃんは幸運なことに、これまでの病院も引き継いでもらえる車で20分ほどの距離にもらわれていくこととなった。

この子もドライブには慣れているはずなのに、よだれを滝のごとく垂らし只ならぬ雰囲気に緊張した面持ちで向かうも、先住猫ちゃんがフレンドリーに迎えてくれ、見晴らしも風通しも良い素敵なお宅でお食事までご馳走になってしまった。

クロージング夫婦、ハンナよりも先に何やら扉が開いてしまった様子。

この辺りのエリアは山も海もあり、自然豊かで時間がゆったりとしている。

黒もじゃちゃんは後日、然くんという素敵な名前をもらった。

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