野犬と暮らす

リーダーか協調か

  リーダーか協調か

我が家へ来て50日を過ぎ、1ヶ月半が経つ頃になると、ドアのガラス越しにハンナと目があってもそのまま遊び続ける日も出てきた。

食べ物が身体をつくる、というのは本当なのか、毛が薄くなっていた鼻先がきれいになって背中も触ると柔らかくなった。(スネは見せてくれないので不明)

クレートの中を覗き込んで見つめても、目から恐怖の色もなくなった。
依然「好き」には程遠いけれど。

遠隔カメラで日がな一日見ていると、こぶちゃんたちと一緒に跳ねて、よく遊ぶ。もしかすると2歳にもなっていないのかもしれない。仕草が時々とても幼い。

この頃良くも悪くも、外に人の気配や物音がすると吼えたてるように。
この家を安全な縄張りと思ってくれたのか、心に多少余裕ができたのか、こぶちゃんが減ったのを警戒してか、わからない。

私が子供の頃一緒に暮らした犬は、本当に全く鳴かない吠えない、人も犬も大好きな犬だったので、吠え声にびっくりする。見た目に反して中々の迫力。

こぶちゃんは遊び程度におすわりの練習をはじめるも、物覚えは良さそうで、トレーニングが面白い。ただ喜びのとびつきが強いので、それはこれから何とかしなくては。

子犬のトレーニング本をいろいろ見ていると、著者によって全く主張が様々で、どれを採用すべきか悩ましい。群のリーダーとなるように、という方向性とリーダー論ではなく犬とは協調で、というものなど。

共通するのは「自らが毅然として穏やかでいること」なので、最近呪文のように唱えている。
毅然として穏やかなエネルギー。
毅然として穏やかなエネルギー。

犬とはひさしぶり、猫と長く暮らしていたので協調論の方がしっくりくるけれど、野犬は習性がより狼に近いのでリーダー論の方が良いのかもしれない。
狼のことなんて、小学生の時に読んだシートン動物記の「狼王ロボ」以来。どうしようかな。

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