野犬と暮らす

終了のゴング、または食卓は一家団欒

  終了のゴング、または食卓は一家団欒

7月25日、ハンナ突然のハンスト終了。
「ちょっと面倒」という気持ちが、却って良い結果を招いた。

いつもは一頭ずつケージを閉めてごはんをあげていたのが、その日はニナが中途半端な場所で「お座り」してしまい、まぁ面倒だし閉めなくても良いかと、お皿を置いた。
「待て」から「よし」と号令をかけると、ハンナがクレートからトコトコやってきて一緒にお皿の中身を食べる。

「あら!」と思ったが、声は飲み込んだ。

いつもごはん前にまずケージを閉めていた。そうするとハンナが顔だけバリケンから出す。
食事の順は群の上下、と聞いたので、まずハンナにと器を持っていくと、跳ね返す勢いで飛び出てくる、というのがヒートからの恒例だった。

それが、ハンナには後から持って行こう、ケージも閉めなくて良いか、という面倒くさがりが重なった日、顔を出したままから「よし」の号令で出てくるとは。

もしかすると、いつも顔を出していたのは「食卓は家族一緒に囲みたい!」とかそういう願望を伝えるものだったのかしら。

何だかんだハンナはずっとお母さんで、こぶ平たちを優先しても上下関係など特に問題にならないような気もしている。
とりあえず、数日経った今も同じようにトコトコ出てきて食卓を(並んだ食器を三頭で)囲んで奪い合いながら食べている。

食べてくれるならとタワーになるほど缶詰を買う

食べてくれてるだけで良しと、心の中で「この戦いひとまず終了」のゴングが鳴った。

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